楽しく・まったりとをモットーに読書日記です。
北國浩二『夏の魔法』☆☆☆☆★ ──あらすじ── 22歳の老婆は、少女の頃の思い出に満ちた南の島で、人生最後の夏を静かに過ごすはずだった。しかし彼女はそこで、逞しく聡明な青年に成長したかつての初恋の相手と再会する。緑濃い真夏の島で進行する、哀しい願いの物語。 ──────── 『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』で日本SF新人賞佳作入選しデビューした著者の長編2作目。 『ルドルフ〜』は難しくてあまり分からなかったのですが、本作は凄い! とにかく切ないまでの恋愛小説でした。途中から涙が止まらなかったです。 最後に彼女はある決断をしてしまうのですが、そうせざるを得なかったことに納得ができる気持ちと、そうしないという選択はあり得なかったのか?ということに対して考えてしまいました。初恋の相手ヒロくんがいい男で、主人公のナツキがあまりにかわいくて切なすぎます。 今年読んだ本の中では、間違いなくベスト10に入る心揺さぶられた一冊でした。 ぜひ!読んでみてください。 |
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